光回線を契約しても、いざインターネット接続をしてみると、思ったよりも速度が遅い…そんな経験はありませんか?
実は、光回線の遅延の原因は、光回線そのものだけでなく、LANケーブルも影響している可能性があります。
LANケーブルが光回線の速度に与える影響
光回線は、光ファイバーと呼ばれる髪の毛ほどの細いガラス繊維で情報を伝送するため、従来のADSL回線よりも圧倒的に高速な通信が可能です。
しかし、せっかく光回線を契約しても、LANケーブルが古い規格のものだったり、品質が低いものだったりすると、光回線の本来の速度を発揮できず、遅延が発生する可能性があります。
光回線でLANケーブルが遅いときの原因
光回線でLANケーブルが遅い原因として、主に以下の2つが挙げられます。
1. LANケーブルの規格
LANケーブルには、カテゴリと呼ばれる規格があり、数字が大きくなるほど高速な通信に対応できます。
光回線の速度を最大限に活かすためには、カテゴリ6(CAT6)以上のLANケーブルを使用する必要があります。
古いカテゴリ5e(CAT5e)のケーブルを使用していると、せっかくの光回線の速度がボトルネックとなってしまいます。
2. LANケーブルの品質
LANケーブルは、素材や製造方法によって品質が大きく異なります。安価なケーブルは、内部の導線が細い場合があり、信号の伝送効率が低くなります。光回線の速度を安定させるためには、信頼できるメーカーの、高品質なLANケーブルを選ぶことが重要です。
LANケーブルの長さは関係ない
LANケーブルが長いと速度に影響があるのでは?と疑問に思われたかもしれません。
しかし、LANケーブルの長さは速度には基本的に影響しません。
ただし、100m以上などになると速度に影響が出ます。
光回線でLANケーブルが遅いときの対策
光回線でLANケーブルが遅いと感じたら、以下の対策を試してみましょう。
やりやすい順に書いています。
1.LANケーブルの差し込み状態を確認
実はLANケーブルが抜けかけているだけだったというのはよくあることです。
LANケーブルは「カチッ」という音がするまで、深くはめる必要があります。
ルーターとデバイス(パソコンなど)両方で差し込みが甘くないか確認してください。
2.家に他のLANケーブルやWi-Fi環境があるなら試しに使ってみる
インターネット回線が遅い原因がLANケーブルにある場合は、新しいLANケーブルを購入するのが手っ取り早いです。
しかし、LANケーブルが原因でない場合は無駄になってしまいます。
現在使っているLANケーブル以外に家にLANケーブルがないか、もしくはWi-Fiが使える環境ならWi-Fiでの通信を試してみましょう。
それで快適にインターネットが使えたら、今まで使っていたLANケーブルが原因です。
3.ルーターを再起動する
ルーターを再起動することで、LANケーブルとの接続状態をリセットし、速度が改善される場合があります。
4.LANケーブルを購入する
LANケーブルが原因だった、もしくはLANケーブルが原因の可能性が高い場合は、買い替えで解決します。
現在使用しているLANケーブルのカテゴリを確認し、カテゴリ6以上のものを使用していない場合は、カテゴリ6以上のケーブルに交換しましょう。
また、使用しているLANケーブルの品質を確認し、信頼できるメーカーの、高品質なケーブルに交換しましょう。
ただし、LANケーブルが原因でない場合は、無駄になってしまう点に要注意です。
(購入は自己責任でお願いします)
5.光回線業者に問い合わせる
上記の方法を試しても改善されない場合は、光回線業者に問い合わせてみましょう。
サポートを受けられます。
それでも改善しない場合は回線乗り換えも検討を
LANケーブル周りのことを試しても回線速度が遅い場合、他の回線業者に乗り換えをすれば早くなる可能性はあります。
おすすめの回線は3つ
対応地域ならNURO 光
NUROが対応外地域なら【So-net 光 (auひかり)】
それ以外はドコモ光
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